外壁塗装のDIYを解説！塗料の選び方や失敗しない手順など 

「初めてでも外壁塗装をDIYできる？」「どのような手順でDIYしたらいい？」とお困りではありませんか？本記事では、外壁塗装DIYに適した塗料の選び方や失敗しないための手順を解説します。おすすめの塗料や注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装をDIYできる？知っておきたいポイント 

外壁塗装をDIYすることは可能ですが、全ての住居に適しているわけではありません。DIYしやすい外壁のタイプがあり、必要な道具が整っていることが成功のカギです。無理にDIYを進めると塗装の効果が十分に発揮されず、逆にコストがかさんでしまいます。

ここでは、外壁塗装をDIYする際に知っておきたいポイントを詳しく解説します。

DIYしやすい外壁の条件

DIYに適した外壁の条件は、安全に作業できる立地や下地処理が難しくない外壁材などです。条件に合う外壁なら、DIYに失敗するリスクが低くなります。

以上とは異なり、下地処理が難しい素材（タイルや金属系サイディング）や広すぎる面積の外壁などは、プロ向けです。安全性が高くて扱いやすい外壁なら、DIYを成功させる確率が高くなります。 

道具の準備

外壁塗装をDIYする際には、事前に道具を準備することがとても大切です。最低限必要な道具は、以下の通りです。

以上の道具を揃えることで作業がスムーズになり、仕上がりの品質にも差が出ます。最初に準備しておけば、初心者でも安心してDIYすることが可能です。

外壁塗装をDIYするメリット 

外壁塗装をDIYするにはコスト面の節約だけでなく、自分で計画を立てて作業できる自由さや技術・知識を得られる学びのチャンスもあります。自分のこだわりを反映できるという魅力もあり、完成したときの満足感は格別です。

ここでは、外壁塗装をDIYするメリットをご紹介します。 

費用を節約できる 

DIYで外壁塗装を行えば、業者に支払う人件費や足場代などのコストを大きく抑えられます。ただし施工条件によって、塗装費用は変動します。

外壁塗装のDIYには手間がかかりますが、「できることは自分でやりたい」「なるべく出費を抑えたい」という方には大きなメリットです。 

自分のペースで作業できる 

自分の都合に合わせて作業スケジュールを組める点も、外壁塗装DIYの魅力です。

もちろん業者に依頼すると、一気に仕上げられます。しかし生活のペースに合わせて無理なく進めたい方にとっては、DIYが合っています。 

DIYのスキルが身につく 

実際に手を動かして外壁塗装をDIYすると、最初は戸惑うかもしれません。ただし塗料の扱い方や養生の方法、下地処理など、実践的なスキルが徐々に身につきます。

DIYで身につけたスキルを、屋根やベランダなどの塗装に活用することも可能です。長い目で見ても、外壁塗装DIYは価値のある経験となります。 

達成感や充実感を得られる 

外壁塗装DIYを自分でやり遂げるまでの作業は、決して楽ではありません。しかし想像以上の達成感や充実感を得られます。

外壁塗装DIYの達成感は、プロに任せた場合には得られない感情です。 家族や友人と協力しながら取り組むと、さらに達成感や充実感が高まります。

塗料やデザインを自由に選べる 

外壁塗装DIYの良さは、使用する塗料やカラーリングを自由に決められる点にもあります。

例えば「ツヤのあり・なし」「耐久性の重視」「ナチュラル系のテイスト」など、自宅の外壁に合った塗料やデザインを自分でコーディネートできます。

外壁塗装をDIYするデメリット 

外壁塗装のDIYには魅力が多い反面、デメリットもいくつか存在します。特に仕上がりの精度や安全面など、経験が少ない方にとっては想定外のトラブルにつながるリスクがあります。後悔しないために事前にデメリットを理解し、無理のない範囲で計画することが大切です。 

ここでは、外壁塗装をDIYするデメリットを詳しく解説します。

仕上がりにムラが出やすい 

DIYで外壁を塗装すると、塗りムラやローラーの跡が残るなど、見た目の仕上がりに差が出やすくなります。

したがって見た目にこだわりたい方は、DIYの仕上がりにムラが出やすい点を考慮する必要があります。 塗装業者は、均等に塗布するノウハウやテクニックを持っています。

塗料の性能を発揮しにくい 

塗料が本来の性能を発揮するためには、適切な塗布量や乾燥時間などの条件があります。DIYでは細かい条件に従うことが難しく、塗料の性能（防水性や耐久性など）を十分に活かしきれないことがあります。

せっかく高性能な塗料を使っても、施工方法が不適切だと効果を得られません。 

作業に危険が伴う 

外壁塗装は一見安全そうに思えますが、実は高所での作業が多く、転落やケガのリスクがあります。慣れていないと、非常に危険です。

安全対策を怠ると、思わぬ事故が起こるリスクがあります。慎重に作業を行ったり、リスクの高い場所は専門業者に任せたりしましょう。 

休日がつぶれがちになる 

自由な時間に作業できる点は、DIYのメリットです。しかし裏を返せば、DIYのために休日がつぶれがちになります。外壁塗装は数時間で終わるものではなく、数日かかるからです。

休日の少ない方や他の活動に時間を使いたい方は、外壁塗装DIYに取り組む前によく検討しましょう。 

近隣住民とトラブルになることがある 

外壁塗装DIYでは、塗料の臭いや飛散、騒音などが原因で近隣住民とトラブルになることがあります。

外壁塗装を計画する際には、事前のあいさつや養生の徹底、作業時間の配慮など、近所への気配りが不可欠です。コミュニケーションが苦手な方にとっては、負担が増えてしまいます。

外壁塗装DIYにおすすめの５つの塗料

外壁塗装のDIYを成功させるためのカギは、塗料選びです。塗料によって価格や耐久性、施工のしやすさが異なります。自宅の外壁材に合うタイプや予算内で購入できるタイプを選びましょう。

ここでは、外壁塗装DIYにおすすめの塗料5タイプをご紹介します。

アクリル塗料：とにかく安く仕上げたい人向け

外壁塗装DIYの費用をとにかく抑えたいなら、アクリル塗料が適しています。以前は主流のタイプで、現在も短期的な塗装や物置・倉庫などの外壁に使われる塗料です。

そのためアクリル塗料は、「初めてDIYに挑戦したい」「低予算で塗装したい」という方におすすめです。 

ウレタン塗料：価格と性能のバランスが良い 

ウレタン塗料は、価格と性能のバランスが良い塗料です。

コストを抑えつつ、ある程度の耐久性を求めたい方に適しています。DIY用として扱いやすく、外壁だけでなく木材や鉄材にも使える万能タイプです。 

シリコン塗料：長持ちでお手頃価格 

シリコン塗料は、外壁塗装で一般的に使用されている塗料のひとつです。

ウレタンより価格がやや高いですが、性能が優れています。DIYの初心者でも扱いやすく、仕上がりもキレイになりやすいです。「迷ったらシリコン塗料」と覚えておきましょう。 

ラジカル塗料：新しいタイプでコスパがとても良い 

ラジカル塗料は、比較的新しいタイプの塗料です。シリコンと同等以上の耐久性を持ちながら、価格が抑えられている点が魅力です。

まだ知名度は高くないかもしれませんが、「性能も価格も妥協したくない」という方におすすめの選択肢です。

フッ素塗料：とても長持ちだが高め 

長期間塗り直しをしたくない方には、フッ素塗料がおすすめです。

ただし価格が他の塗料より高めで、DIYで使用すると予算が高くなります。また粘度が高いため、慣れていないと塗りにくく感じます。DIYに慣れている方や外壁塗装の仕上がりを長持ちさせたい方は、検討しましょう。 

外壁塗装のDIYに適した塗料の選び方 

外壁塗装をDIYで成功させるためには、塗料の選び方がとても重要です。価格や耐用年数だけではなく、外壁の素材や必要な機能性、施工環境などによって適した塗料の種類が異なります。

ここでは、外壁塗装のDIYに適した塗料の選び方を詳しく解説します。 

外壁の素材に合う塗料のタイプを選ぶ 

DIYに使用する塗料のタイプを選ぶ際には、外壁の素材との相性がとても大切です。外壁材と相性が悪い塗料を使ってしまうと、塗膜がうまく密着せずに早期剥離などの不具合が起きてしまいます。

一般的に塗料の製品情報には、「対応素材」が明記されています。DIYする外壁材を把握して、必ず適した塗料のタイプを選びましょう。 

予算に合わせて無理のない価格帯を選ぶ

塗料選びでは、無理のない予算内で購入できる製品を選ぶことが大切です。

外壁塗装には塗料の他に、道具や養生材などの費用もかかります。費用の合計を計算して、予算に合った塗料を選ぶことで、無理なく安心して作業に取り組めます。

必要な機能性（耐久性・防水性など）を考える 

外壁塗装DIYの塗料選びでは、本体価格だけでなく「どんな機能性が必要か」を考えることも重要です。特に必要な機能性は、耐久性・防水性・防汚性・遮熱性などです。

外壁塗装DIYの目的に応じて外せない機能性を明確にしておくと、塗料選びがグッと楽になります。 

施工環境（温湿度や日当たりなど）を確認する 

外壁塗装DIYに適した塗料のタイプは、施工時の温湿度や外壁の日当たりなどの施工環境によって左右されます。

塗装作業を行う季節や時間帯も考慮して、施工条件に合った塗料を選ぶことが大切です。

外壁塗装のDIYを失敗しないための手順と注意点 

外壁塗装のDIYを成功させるためには、正しい手順も欠かせません。塗料の性能を最大限に引き出すためには、養生から安全対策、下地処理、重ね塗り、乾燥時間までの各工程における注意点に気をつけることが必要です。

ここでは、外壁塗装のDIYを失敗しないための手順と注意点を詳しく解説します。 

養生 

外壁塗装を始める前に、必ず養生を行いましょう。養生とは、塗料が飛び散ってはいけない部分（窓やドア、地面など）をマスキングテープやビニールシートで保護する作業です。

正しい養生を行うと、以下のように外壁塗装のDIYを進めやすくなります。

安全対策（足場はレンタルできるか？） 

外壁塗装のDIYでは、安全対策が何より重要です。特に2階建て以上の住宅では、脚立だけで外壁塗装をすると非常に危険です。

最近では、企業だけではなく個人に対しても足場を短期間レンタルしてくれる業者があります。施工現場の安全性を高めると、作業効率も大きく向上します。 

下地処理 

下地処理は、塗装の仕上がりと耐久性を左右する重要な工程です。外壁に汚れやカビ、古い塗膜の剥がれが残ったままだと、新しい塗料が密着しません。

以下の流れで、外壁塗装のDIYを開始する前に下地処理をしましょう。

下地を整えることで塗料の密着性が高まれば、長持ちする美しい塗装に仕上がります。 

重ね塗り（下塗り・中塗り・上塗り） 

外壁塗装DIYでは、基本的に3回塗りが必要です。

重ね塗りを守ることで、塗料本来の性能を発揮できます。手を抜いて1回塗りにしてしまうと、色ムラや剥がれの原因です。塗料の製品情報を確認して、必要な回数だけ重ね塗りしましょう。 

乾燥時間 

下地処理や重ね塗りの後には、適切な乾燥時間が必要です。焦って塗装を始めてしまうと塗膜がうまく定着せず、ひび割れやベタつきの原因になります。

塗料の製品情報に記載されている乾燥時間を確認したうえで、外壁塗装のDIYを進めましょう。

解体・清掃

外壁塗装が完了したら、最後に養生材の撤去や道具の片付けといった「解体・清掃」を丁寧に行いましょう。

解体・清掃作業を慎重に行うことで、塗膜を傷つけずに美しい仕上がりを保ちましょう。解体・掃除も含めてきれいに仕上げてこそ、DIYの達成感・充実感がより深まります。

外壁塗装はDIYより業者に頼むべき？おすすめなケースを紹介 

外壁塗装はDIYでも可能ですが、外壁の状態や施工環境によっては業者に任せた方が安心・安全な場合があります。無理に自分でやろうとして失敗すると、かえって修復費用が高くついてしまうからです。

ここでは、外壁塗装を業者に頼むのがおすすめなケースを具体例にご紹介します。 

高い場所の作業がある 

2階建て以上の住宅や屋根付近など、高所の塗装作業がある場合は業者に依頼するのがおすすめです。

万が一にも外壁塗装のDIY中に事故が発生すると、自分の身体や命に被害が及んでしまいます。自分で無理な作業に挑戦するより、専門家に任せた方が安心です。 

外壁がボロボロになっている 

大きなひび割れや剥がれ、劣化が目立つ状態なら、外壁塗装のDIYでは対応が難しいです。

外壁が劣化している場合には再塗装だけでは解決しないため、専門業者に相談するのが確実です。 

外壁に特殊な素材が使われている 

金属サイディングやALCなどの特殊な素材が外壁に使われている場合も、業者に依頼した方が良いです。

誤った方法で外壁塗装をDIYしてしまうと、密着不良や早期劣化の原因になります。美しい仕上がりを長持ちさせたい場合には、業者に依頼しましょう。外壁材の種類が分からない場合は、事前に調査してもらうのがおすすめです。 

外壁の面積が広すぎる 

面積が広い外壁をDIYで塗装しようとすると、時間も体力もとても必要です。

外壁の面積が広すぎる場合には、作業効率が良い業者に任せた方がスムーズです。 数日で仕上げてもらえます。

仕上がりをキレイにしたい 

見た目の美しさを重視したい方にも、業者に依頼するのがおすすめです。

外壁塗装の仕上がりにこだわりたいなら、DIYより業者に依頼したほうが安心です。 

施工保証がほしい 

DIYでは、外壁塗装後に不具合が起きても全て自己責任です。しかし業者に依頼すれば、一般的に施工保証が付きます。

安心感を重視するなら、長期保証付きの業者に依頼しましょう。 

DIYの時間が取れない 

外壁塗装のDIYには、思っている以上に時間がかかります。養生から下地処理、重ね塗り、乾燥までの各工程に、数日〜数週間が必要です。

日々の仕事が忙しい方にとっては無理に自分でやるより、時間と手間を買うつもりで業者に依頼するほうが賢い選択です。

まとめ：外壁塗装のDIYでは塗料選びが成功の鍵！ 

外壁塗装のDIYを成功させるには、塗料選びが最も重要なポイントです。家の状態や目的に合った塗料を選び、正しい手順で丁寧に作業すれば、満足のいく仕上がりが目指せます。

塗装業者探しは「ペイプロ」にお任せ！

ペイプロでは、Google口コミで高評価を得ている業者のみを厳選してご紹介。厳しい基準で選ばれた業者だから、安心して外壁塗装をお任せいただけます。

ペイプロはこんな方におすすめ！

・外壁塗装の費用を抑えたい方
・質の高い工事をリーズナブルに行いたい方
・迷惑電話を避けたい方

適正価格で安心施工の外壁塗装を実現します。信頼できる業者に依頼したい方は、ぜひペイプロをご活用ください！